田中千智/「白と黒 - 革命詩人・黒田喜夫から着想を得た絵画 -」

■展覧会名:

田中千智/「白と黒 - 革命詩人・黒田喜夫から着想を得た絵画 -」

■開催内容:

二年前に刊行された『燃えるキリン黒田喜夫詩文撰』。
「燃えるキリン」と題された詩は、ダリの絵画から影響を受けて作られた。
出版社から装画を依頼された田中は初めて黒田の詩に出会う。
衝撃を受けると共に、激しく共感する詩の世界観に魅了され、
いつか彼の詩から作品を描きたいと考えていた。黒田喜夫の詩から着想を得た絵画作品を展示。
会期中は黒田喜夫を深く知るためのイベントを企画しています。
第一夜は「黒田喜夫トーク」と題して、出版者・政治学者・哲学者のクロストークから、
黒田喜夫の創作・詩の世界観・当時の社会情勢をそれぞれの視点から考察していきます。
第二夜は「黒田喜夫朗読会」と題して、詩の朗読会を行います。耳で聴く、
詩の世界と共に黒田喜夫を辿っていきます。
また福岡市内の書店(リブロ福岡天神店)では、
2016年『燃えるキリン黒田喜夫詩文撰』を刊行した共和国の本が全点一挙集結します。

このように「最後の戦後詩人」「革命詩人」と呼ばれた黒田喜夫は没後、
ひさしく忘却され続けてきましたが、昨今再評価する機運が着実に高まっています。
福岡を拠点に活躍する画家・田中千智の絵画の世界を通して、
詩と絵画による新たなカタチの展覧会になればと期待しています。


■会期:

2018年11月17日(土)〜12月2日(日)
*11月21日(水)・11月28日(水)は休廊。

■時間:

11:00-23:00
*12月1日(土)は11:00-19:00迄

■料金:

入場無料


[関連イベント]

●「黒田喜夫ナイト」/WHITESPACEONE

第一夜「黒田喜夫トーク」
2018年11月23日(祝/金)
17:30-19:30(開場17:00)
料金:1,000円(1DRINK付)
黒田喜夫を深く知るために、出版者・政治学者・哲学者をお呼びして、
黒田喜夫の創作・詩の世界観・当時の社会情勢をそれぞれの視点から考察していきます。

スピーカープロフィール:
下平尾直(しもひらお・なおし)
共和国代表、『燃えるキリン黒田喜夫詩文撰』版元
1968年大阪生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程退学。
2014年に出版社「共和国」を樹立。既刊36点のほか『黒田喜夫全集』(全4巻)を編集中。
共著に『メディアの本分』(彩流社)、
編著に『俗臭:織田作之助[初出]作品集』(インパクト出版会)など。

田村元彦(たむら・もとひこ)
政治学者、西南学院大学法学部国際関係法学科准教授
1969年和歌山県生まれ。政治学者。
早稲田大学政治経済学部卒業後、同大学大学院政治学研究科で寄本勝美に師事。
西南学院大学法学部国際関係法学科講師、
同助教授を経て、現在西南学院大学法学部国際関係法学科准教授。

森元斎(もり・もとなお)
哲学者
1983年東京生まれ。
専攻は哲学・思想史。大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。
日本学術振興会特別研究員、パリ第10大学研究員などを経て、現在福岡大学など非常勤講師。
著書に『アナキズム入門』(ちくま新書)、『具体性の哲学』(以文社)など。

第二夜「黒田朗読会」
2018年11月27日(火)
19:00-21:00(開場18:30)
料金:1,000円(1DRINK付)
有志の方々とプログラムを組み、詩の朗読会を行います。
耳で聴く、詩の世界と共に黒田喜夫を辿っていきます。
今回の作品について田中千智のインタビューも行います。

有志の方(協力:朗読と文章の学校/株式会社チカラ)
田中千智(画家)

●「共和国ブックフェア」
2018年11月24日(土)〜12月7日(金)
リブロ福岡天神店(岩田屋本店本館7F)
2016年『燃えるキリン黒田喜夫詩文撰』を刊行した共和国の本が全点集結。

■会場:

WHITESPACE ONE 〒810-0001 福岡県福岡市中央区赤坂 1-14-24
福岡市営地下鉄空港線「赤坂」駅より徒歩3分。
西鉄バス「法務局前」徒歩0分。

アクセスマップ(Google MAP): http://bit.ly/16eSV0O